北方大水滸はまだまだ続く!『岳飛伝』に最新刊登場 2014/6/25

岳飛伝9.jpg『岳飛伝』は、「水滸伝」「楊令伝」に続く北方謙三の"大水滸伝"構想・第三部として、「小説すばる」で連載中の歴史小説。「水滸伝」で官軍に破れた梁山泊が、楊志の子・楊令を頭に百八星の生き残りと遺児たちとで戦った前作「楊令伝」。その中で梁山泊と戦い、生き残った岳飛を主人公に描かれるシリーズ完結編が『岳飛伝』だ。梁山泊、南への領土拡大を狙う金、秦檜率いる南宋がそれぞれの思惑で動く中、岳飛が岳家軍を再編。舞台は、日本や西域、メコン川流域にまで広がる。最新刊9巻では、ついに南宋と梁山泊が激しく交戦。各地で戦いの炎が燃え上がる。原典や史実をベースとしつつも独特のオリジナル要素が栄える北方流水滸伝はやっぱりカッコいい!

単行本『岳飛伝 九 曉角の章』
(集英社/著:北方謙三)は1,600円(税別)で発売中。