司馬懿の生き様にスポットを当てた歴史小説「仲達」が話題 2012/2/23

20120221.jpg五丈原の戦いにおいて幾度となく諸葛亮と対峙したり、クーデターを起こして魏の政権を乗っ取ったりと、その行動から"悪役"としてのイメージが強い司馬懿。そんな彼の視点から「三国志」の世界を描いた小説「仲達」が、ただいま好評発売中だ。
魏・呉・蜀の三国が鼎立する三国時代。曹操の没後、跡を継いだ二代目・曹丕は献帝に禅譲を迫り、ついに後漢を滅ぼしてしまう。そんな曹丕から絶大な信頼を寄せられ、大将軍にまで上り詰めた司馬懿だったが、その地位すら彼にとっては通過点に過ぎなかった...。
「死せる孔明、生ける仲達を走らす」の言葉を根底から覆すような、新解釈満載で描かれた歴史大作「仲達」。読めばきっと「三国志」そのものの見え方も大きく変わってくるはずだ。

■「仲達」(著:塚本靑史/角川書店)は、
660円(税込)にて好評発売中。

(C)角川文庫