"茶の湯"に多大な影響を与えた、中国製茶器の展覧会が開催中! 2010/12/09
唐の時代(日本では平安時代)に、中国から日本に持ち込まれたと言われる"茶"の文化。時が下り室町時代になると、高価な茶器を用いて行なわれる茶会が大流行し、やがて千利休らによって「茶道」が完成に至るのだが、その時代に中国から日本にもたらされた数々の陶磁器が見られる展覧会「茶陶の道 ―天目と呉州赤絵―」が、ただいま東京都・千代田区の出光美術館にて開催中だ。
今回展示されるのは、明の末期に製作された「呉州赤絵刀馬人物文皿」や、南宋時代に伝来した国宝「油滴天目茶碗」といった名品ばかり。この機会に"茶陶の道"と呼ばれる海路を渡って日本に運び込まれた芸術品の数々を鑑賞し、"茶"の世界に触れてみるのもおもしろいかも。
■やきものに親しむⅧ 茶陶の道 ―天目と呉州赤絵―
会場:出光美術館(東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階)
日時:~12月23日(祝・木)
10:00~17:00(入館は16:30まで)/毎週金曜日は19:00まで開館(入館は18:30まで)
※毎週月曜は休館
料金:一般1000円/高・大生700円(団体20名以上各200円引)/中学生以下無料 (ただし保護者の同伴が必要です)