五代十国時代が舞台の歴史小説「李嗣源」上・下巻が発売中! 2010/11/30
唐の滅亡後、多くの国々が覇権を狙って争った五代十国時代。そんななか、遊牧民の家庭に生まれながらも唐の武将・李克用の養子となり、ついには皇帝にまで即位し、後唐に最盛期をもたらした李嗣源。そんな彼の生涯を描いた歴史小説がただいま発売中だ。
作中では、"独眼龍"と呼ばれる養父・李克用と共に矢傷にまみれながらも外敵と戦い続けた若き日や、酒に溺れて政治を顧みなくなった初代皇帝・李存勗(李克用の実子)との確執など、李嗣源の生きざまがドラマチックに綴られており、上・下巻を一気に読んでしまいたくなるおもしろさだ。日本ではあまり馴染みのない五代十国時代だが、この時代を知るためのきっかけとして、是非、本書をオススメしたい!
「李嗣源」(著:仁木英之/朝日新聞出版)は、
上巻:861円(税込)、下巻:882円(税込)で好評発売中。
イラスト:ゴトウヒロシ