敦煌 -シルクロードの真珠- 2009/10/26
イントロダクション&ストーリー
シルクロードの真珠と呼ばれる神秘に満ちた都、敦煌
その秘められし歴史、文化、自然の扉がいま開かれる
コラム・見どころ
中華文明の発祥地・中原と西域諸国との要衝、かのシルクロードの分岐点としても栄えた砂漠のオアシス都市・敦煌。
1987年に世界遺産に登録された世界最大の画廊ともいえる仏教遺跡”莫高窟”の存在でつとに有名である。
現在、莫高窟には735窟が現存しており、約2000体の彩色塑像、約1000体のレリーフ像、総面積約4万5000平方メートルの壁画が悠久の時を超えて息づき、古の信仰を今に伝えてくれている。1900年に石窟から数万点もの中世の文書が発見され、他国の探検隊により世界中へ散失された歴史があるものの、現在では中国国内でその研究が体系的に行われるようになっている。
中国国営放送のひとつCCTVはこうした経緯を踏まえ大型ドキュメンタリーを制作企画、本作の誕生となった。内容は多彩で研究者たちの解説のほか、歴史を垣間見ることのできる再現ドラマ、アーティストによる当時のメイクの再現なども交えて敦煌の魅力に多角的に切り込んでいる。なかでも美術品の紹介シーンは感嘆ものであり、またカメラがその内部に向けられた石窟の映像中の50窟が世界初公開映像となっている。まさに敦煌映像作品の決定版,至高のドキュメンタリーである。
DVD情報