●実際に『大秦帝国』をご覧になられていかがでしたか?

「拝見する前は『戦いだけの映画かなぁ』と思っていたんです。そうしたら、それ以外の部分も充実していてビックリしました! 序盤では、お兄さんを差し置いて次期君主に選ばれ、葛藤する孝公の姿に引き込まれました。その辺りのシーンを、私はお母さん(太后)に感情移入しまして……“良い妻”であり“良い母”、そして私情を挟まず精神的に強い女性として彼女に魅入りました。ここまで観て『あぁ、この作品には深い人間ドラマが刻まれている』と実感しましたね」

●人間ドラマ以外……例えばラブロマンスについてはどうですか?

「歴史好きな人、特に私のような“歴女”は、実はラブロマンスですとか奥さんとの愛のドラマ以上に、男たちの友情やライバル同士の戦いにどうしても魅了されちゃいますね(笑)。お母さんもそうなのですが、強い者に憧れるといいますか……。そういう意味では、私は孝公のファンですね! ほれました(照)」

●作品のクオリティについてはどうでしょう? 
歴史好きな方には特にディティールなどは重要なポイントだと思うのですが…?

「“歴女”の視点から見て、すごく高いですよ。CGに頼らないリアルさが伝わってきました。『いにしえの中国は、こんな広大な世界で戦っていたのだと、巻き上がる砂ぼこりとか、寒そうな雪景色とかも……すごく想像を掻き立てられてリアル。観ていてグイグイ魅了されます。武将や兵士の鎧なども、造りがしっかりしていますよね』

●これまでの中国の歴史作品に較べて、『大秦帝国』はどこが違うのでしょう?

「これまでの作品以上に、やはり人間ドラマがしっかりしていますね。歴史好きな方は『その人物が何を成し遂げたか』で作品を観る人が多いです。国をとったとか結果ではなくて、『そこまでにどう生きてきたか』が重要です。天下をとった人物だけが魅力的というわけではないですよね。それぞれの人物自体が観る対象となるわけですから。そういう意味でも『大秦帝国』はおすすめですし、三国志とはまた違う中国史を楽しむための入口になると思います。映画で、またはDVDで何度かに分けて楽しみたいですね」



発売された『大秦帝国DVD-BOX』と一緒に、快くお写真に写って頂いた宮本さん。
DVDは時代屋でも発売中です!
※「歴史時代書房 時代屋」HPはコチラ http://www.jidai-ya.com/



2009/06/15

2009/05/29
シネマート六本木での『大秦帝国』タイムスケジュール決定いたしました。
会場:シネマート六本木 >>詳しくは劇場ページにて

2009/04/02
学習研究社「歴史群像」協賛イベント開催決定しました!
期日:6月14日(日)時間:10時〜18時頃(予定)
会場:シネマート六本木 >>詳しくはイベントページにて

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