中華英雄4コマ列伝!! 第15回:周泰(しゅうたい)
文:中国エトセトラ編集部周泰 171年~225年
後漢~三国時代。呉の初代皇帝・孫権の側近であり、数々の武功でも知られる武将。孫権の兄・孫策に才能を見出され、幼いころより孫権の身辺警護を任せられる。居城が異民族の襲撃を受けた際は、全身に12ヶ所もの深手を負いながらも奮闘し、見事、孫権を守り抜いた。また戦闘指揮官としても優秀で、"赤壁の戦い"をはじめとする魏との攻防戦では常に最前線に立ち、幾度となく曹操軍を撤退に追い込んでいる。
※赤壁の戦いより数年後。濡須の地で魏と呉の大軍勢が激突するが、このとき孫権は周囲を敵軍に囲まれ、絶体絶命の危機に陥ってしまう。そこに周泰が駆けつけ、重傷を負いながらも再び孫権を救い出すことに成功する。孫権は、2度も命を救ってくれた周泰を厚遇し、数々の恩賞を与えたという。
イラスト/穴吹りんこ