中華英雄4コマ列伝!!! 第8回:夏侯惇(かこうとん)
文:中国エトセトラ編集部夏侯惇 ??~220年
後漢~三国時代。魏の建国者・曹操の右腕として、最前線で戦い続けた武将。勇猛な性格で知られ、戦いの最中に左眼を射抜かれた際も、動じることなくそれを引き抜き喰らってしまったという。また、あの関羽とも一対一で互角に渡り合うなど、個人としての戦闘力も「三国志」でトップクラスのレベルだった。
※曹操の信頼も厚く、漢王朝内では彼と同等の官位まで授けられた夏侯惇。だが決して驕ることはなく、日々、学問や武術の鍛錬に励んだと伝えられている。また、清廉潔白な人物としても有名で、私財は一切作らなかった。彼の陵墓が発掘された際、埋葬品は一振りの剣だけだったという。
イラスト/穴吹りんこ